要らない服はあるんだけど、なかなか捨てられないんよね〜
確かにいつか着ると思うと捨てられないよね。ただ、そのままにしておくと服は溜まっていくだけだよ!
今皆さんの周りで要らない服はありませんか?
要らない服を手放すことは簡単ですが、それを決断するのはなかなか勇気が入りますよね。
では、なぜ手放すことに勇気がいるのでしょうか。
それは日本人特有のもったいない精神があるからです。
日本人は昔から古くなったものに対して、価値を目一杯引き出そうという姿勢を大事にしてきました。
それは物を大切に扱う日本人の良い部分でもあります。
ですが、昔よりも現代はモノが溢れすぎて、モノが古くなるサイクルも早くなっています。(新しいモノがどんどん出るため)
今あなたの部屋をもう一度見渡してみてください。モノはたくさんあるのではないでしょうか。
そしてそれは服も同じです。
それらを「もったいない」という理由で残しておくと、次第に使わなくなり、何も意味をなさないモノになってしまいます。
それはやがて積み重なっていき、空間にはモノが溢れ、次第に心の余裕もなくなっていきます。
この状況をあなたは望みますか?
もし、「そんな状況は嫌だ」と思った方にオススメの考え方があります。
それが「断捨離」です。
断捨離とは
断捨離とは簡単に言うと「要らないものを捨てて、シンプルに生きる」という考え方です。
この言葉には主に3つの意味が含まれています。
断=入ってくる不要な物を断つ
捨=不要なモノを捨てる
離=モノへの執着を捨てる
断捨離では、こういった過程を通して、自分にとって本当に大切なものを見つめ直していきます。
物を捨てることは「過去への執着」を捨てることと同じです。
別の言い方をすると、断捨離は過去を捨て去り、今この瞬間を見つめ直すことです。
モノが少なくなると、空間に余裕が生まれ、そして心にも次第に余裕が生まれます。
こういった断捨離の魅力を感じ、あまりモノを持たずに生活している人たちがいます。
その人たちを「ミニマリスト」と呼びます。
ミニマリストという生き方
ミニマリストとは最小限を意味するミニマル(minimal)から派生した造語です。
ミニマリストの人たちは必要最低限のモノを持つことが、かえって豊かに生きることができるという考え方を持っています。
聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
なんとなく断捨離と考え方が近いですよね。
ミニマリストのような生き方を選択する人は今現在も増え続けています。
なぜでしょうか。
理由は様々あると思いますが、この大量生産・大量消費の時代でモノを持ちすぎて、空間的にも精神的にも心に余裕がなくなった。
↓
だから、本当に必要なモノ以外は手放す決断をした
というような背景があるのではないでしょうか。
想像してみてください。
余分なモノがなく、スッキリとした空間で生活をする快適さを。
心にも少し余裕が生まれそうですよね。
これが「ミニマリスト」が今現在増え続けている理由の1つにあります。
ただ、ここで誤解しないでほしいのは、ただ捨てるだけがミニマリスト的な生き方ではないということです。
ミニマリストの本質
個人的にTwitterでフォローしているミニマリストのRYOさんはこのように話していました。
ミニマリズムって所有物を減らすことと思われがちですが、本質は「意思決定の省略」です。
車の所有はコスト(=お金)が増えますが、他のコスト(=時間やストレス、ウィルパワー)が減らせるという点により魅力を感じるなら、それは所有すべきです。
なんでもかんでも減らすのは大間違い。
— RYO.MINIMALIST 2.0 (@ryo_minimalist) 2018年3月17日
ミニマリズムの本質は「生活の中で、意思決定を減らしていくこと」だとRYOさんは述べています。
つまり別の言い方をすれば、「迷いをなくす」ということです。
先ほどのツイートで「ウィルパワー」という言葉が出てきました。
ウィルパワーをより詳しく知りたい方は、メンタリストDaiGoさんの「超集中力」をご覧ください。
ウィルパワーとは脳の前頭葉で思考や感情をコントロールする力で、この力は人が集中するときに使われます。
ですが、人は選択肢が多いと、集中する前にこのウィルパワーを使い果たしてしまうのです。
こういった理由から、なるべく選択肢=意味のない物の所有を減らすことが集中力向上や本当にやるべきことの明確化(生活の質向上)に繋がるのです。
こういった部分を魅力的に感じる人はミニマリストと言われるようなライフスタイルを選ぶのですね。
なんとなく断捨離の大切さや、ミニマリストの生き方などはお分りいただけたでしょうか。
では、そういった部分を踏まえて
「どうやって物を手放せばいいの?」
というところにお答えします。
具体的な断捨離のやり方
断捨離をする上では、闇雲に物を捨てたりしてはいけません。
明確な基準を設けて物を手放すかどうかを判断する必要があります。
その基準は様々ですが、今回は4つの基準に分けて紹介したいと思います。
服を断捨離する時に意識する4つの基準
①シーズンごとに着なかった服を処分する
春夏秋冬のそれぞれのシーズンは4ヶ月で区切れますが、その間に着なかったものってなかなか次の年も着なかったりしませんか?
4ヶ月という割と長い期間で着なかった服は、少なくともそのシーズンにおいては不要な服であるのと同じです。
それは来年も、再来年も同じことです。
なので、1シーズンで着なかった服は早めに手放した方がいいです。(あるコートを冬に着なかったので、処分するetc.)
②1着買ったら、1着処分する(持っている服の量を一定数にする)
当たり前ですが、服は処分をしない限り、買えば買うだけ無限に増えていきます。
そこで、オススメしたいのが、服の所有数を前もって決めておく事です。
例えば服の所有数を10にしていたとします。
新しく服を2着買いました。この時点で12着ですよね。
所有数より2着分多いので、その数だけ今まで持っていた服から処分するという事です。
こうすれば10着の所有数は保たれたままですよね。
これは少し意識するだけで簡単にできるので、オススメです。
③服のサイズが合わない、傷などの欠損がある服は処分する
服のサイズが合わないのはもはや物理に着れないので、持っていても仕方がないです。
また、服が破れていたり、ボタンが取れていたりする場合は服を修復する気が起こらないのであれば、それも持っているだけ無駄です。
そういった服はどう着るかよりも、どう処分するかを考えた方が賢明と言えるでしょう。
④服に対して、「かもしれない」という感情が湧くものは処分する
服を処分する際に良く聞くのが「~かもしれないから」という言葉です。
例えば、来年にもしかしたら着るかもしれないから残しておく。
確かに分りますよ。将来着る機会があるかもしれませんからね。
ですが、「~かもしれない」という感情を服に抱くのは、少なくとも今は必要ない服です。
そしてこれから先もその曖昧な判断のまま服を残し続けることになるでしょう。
服は「着るか」「着ないか」この二択だけです。
曖昧な気持ちで服を残すのはもうやめましょう。
断捨離の具体的な効果
断捨離をすると様々なメリットがあります。
①部屋がすっきり綺麗になる
これは断捨離をして、大きなメリットですよね。
部屋にゆとりが生まれると、心にも余裕が生まれます。
②コーディネートが楽になる
服は多ければ多いほど、コーディネートの幅は広がります。
それを楽しめるのはとてもいい事です。
ただ、あまりにも服が多すぎると、かえって服の組み合わせで悩んでしまうことが多いです。
だからこそ、普段着るものだけを残しておくことで、普段のコーディネートに迷う必要がなくなります。
③お金の使い方が上手くなる
断捨離をすると、物を買う際に、本当に今の自分に必要なのかを見極める癖がつきます。
なので、浪費をするということがあまりなくなるので、結果的にお金の使い所を明確に把握できるようになります。
断捨離の注意点
今まで、断捨離の良い部分を話してきましたが、もちろんデメリットもあります。
何回も言いますが、何でも捨てるのが断捨離ではありません。
捨てすぎて、生活ができなくなるのは本末転倒です。
ここはバランスが大事です。
なので、捨てる際は家族や友人などの意見も取り入れながら、要るものと要らないものを分けてみるのもありかもしれません。
また、「捨てる」「処分する」という言葉に抵抗がある方もいると思います。
そういった方は残すものに目を向けて見るという意識をしてみると良いですよ。
ミニマリストで有名なしぶさんは以下のようにツイートしていました。
最近は「捨てる物を選ぼう」ではなく「必要な物だけを選んで、それ以外は全て捨てよう」と言うようにしてる。
不要な「99%」に目を向けて、捨てるものに注力するとキリがないが、
必要な「1%」を選ぶだけなら、少ない労力で済む。
ミニマリストが目指すのは捨て上手ではなく、選び上手。
— ミニマリストしぶ (@SIBU__) 2018年4月5日
断捨離は本当に大切なものを選ぶことでもあるのです。
こう考えると少し気が楽になりますよね。
まとめ
・朝起きて、少し片付けてみる
・休日の暇な時に要らないものを分けてみる
忘れないうちに。面倒くさくならないうちに。
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