トップス、アウターの種類を以前に色々見てきましたが、これらの選び方ってわかりますか?
案外これが分からないって方もいると思います。確かに服をみるポイントは色々あります。
服の種類を多く知った上で、そこから自分に合う服を見つける力があれば、実際のところコーディネートには困りません。
そして今後の買い物選びで失敗する確率はグンと下がる事でしょう。
今回はメンズ向けトップス・アウターの選び方で気を付けるべき5つのポイントに分けて、色、デザイン、シルエットなどの観点から説明したいと思います。
【メンズ編】トップス・アウターの選び方5つのポイント
今回はトップス・アウターの選び方で気を付けるべき5つのポイントを解説していきます。
あなたは「自分に似合う服」と聞くと、どういうものをイメージしますか?
おそらくそれぞれの定義があると思います。
「デザインがかっこいい服」「色が自分好みの服」など見るべきポイントは人によって違います。
ですが、ここで注意していただきたいのが、あくまでもそれは自分だけの「主観的なコーディネート」だという事です。
仮にあなたがオシャレをする目的が
「他の人からオシャレだなと思われる」という目的だった場合、見ているポイントはもしかしたら間違っているかもしれません。
実は、これらのポイントは「あるルール」に従うことで、あっという間にコスパの良い服を選び抜くことができます。
①トップス(インナー)とアウターは濃い色より淡い色か明度が低い色のものを選ぶ
濃い色のアイテムは合わせにくいのは、
色の主張が激しく、他の色と合わせにくいからです。(着まわしがしづらいです)
それに対して、淡い色や明度の低い色は全体の調和が取れやすいところから、他のアイテムとの応用は効きやすいです。
もう少し詳しく見ていきます。
まず、色の合わせ方は主に2つあります。
それはコントラストとグラデーションです。
2つに関しては以下をご覧ください
濃い色はコントラストでコーディネートをする際には確かに有効です。
しかし、コーディネート全体の統一感を考えた時に、色の組み合わせとして失敗しにくいのは
淡い色か明度が低い色です。
濃い色の場合のコーディネート
例えば、以下のコーディネート。
明るいカラーのスウェットを使ったこのコーディネート。
明るい色は爽やかな印象を与えます。
ただ、このスウェットは色のインパクトが強い分、着まわしの面では他のアイテムを選びます。
別の色で同じような明るさのシャツを着ると、まとまりや統一感が失われます。
こちらの方は無彩色(明度が低い色)の白シャツで、上手く全体のコーディネートのバランスを取っていますが、
コーディネートを勉強し始めた方にとっては、少し難しいところでもあります。
淡い色や明度が低い色の場合のコーディネート
そこで、コーディネートを簡単にしてくれるのが、先ほどの2色(淡い色か明度が低い色)です。
例えば、以下のコーディネートの写真。
先ほどのスウェットと同じ赤系統の色ですが、
同じ赤でも、明度を落とした落ち着いた色なので、重ね着している灰色のコートの存在を邪魔していません。
これは淡い色も同じような効果を持っています。
ここからもわかるように、他の色のアイテムとこの2色は相性がいいということがわかります。
これがもし、先ほどのような明るい色だとしたら、そのスウェットだけが明るい色のため、かえって悪目立ちしてしまいます。
その結果、全体のコーディネートのバランスが崩れてしまうという結果になってしまうのです。
色に関して、さらに詳しく知りたい方はこちらをチェックしてみてください。
https://baralog.com/explain-coordination-by-color-psychology/
ということで、トップスとアウターを選ぶ際は淡い色か明度の低い色を選ばれる事をオススメします。
②なるべく柄物ではないシンプルなものを選ぶ
服を買う上で重要となる指標の1つに
「その服がコーディネートの幅を広げられるかどうか」があります。
それを考慮した上で、柄物のシャツなどを想像してみてください。
柄物のシャツは確かに一枚で様になります。
ですが、他のアイテムと合わせる上では、「柄」があるゆえに制限を受けてしまうことにもなりかねません。
※一応明記しますが、このポイントは柄物を否定しているわけではありません。
(素敵な柄物の服も多いですよね)
例えば以下の写真。
柄物は種類が多くあるので、一概には言えませんが、柄物には個性を表現できる力があります。
しかし、コーディネートのしやすさや万人受けの部分で言ったら、少し惜しい部分があります。
柄物はアイテムにもよりますが、コーディネートの幅がシンプルなアイテムと比べて少し狭かったり、好き嫌いが分かれるものでもあります。
もし、一枚の服から多くのコーディネートを楽しみたいと考えているのならば、
柄物はオススメしません。
コーディネートをする事に慣れてきたと思ったら、柄物に挑戦してみる、という感じでもいいかもしれませんが、最初はシンプルなデザインの服を買いましょう。
③長く持つような質のいい素材を見抜く
質がいいとは、2つの要素に分けられるます。
[aside type=”sky”]①なるべく天然に近い素材のものを使用している
②本物の動物の毛や革を配合している割合が高い[/aside]
大きく分けてこの2ポイントです。
例えばコートやニット、カーディガンなどは以下の順で質が高い素材となっています。
コートやニット、カーディガンの場合
ウール<<カシミヤ<<<<アンゴラ、アルパカ、モヘア、キャメル
Tシャツ、シャツなどの主にインナーとなるアイテム
ポリウレタン、ポリエステル、アクリル<<<綿(コットン)、麻(リネン)、絹(シルク)
上記を参考に商品を購入する際はタグを見て、どの素材を使っているのかを見ることをオススメします。
なお、服によって配合率が違ったり、アイテムなどによって質はバラバラなので実際に触って確かめてください。
④自分の体型に合ったものを選ぶ
これは服を選ぶ上ではとても大切です。
いくらデザインや質が良くても、その服が自分の体型に合わなければ、買わないほうがいいかもしれません。
肩幅はあっているのか、袖丈はちょうどいいか、などは念入りにチェックしましょう。
肩幅がなどがあっていると、より体型が綺麗に見えるので、より見栄えが良くなりますよ。
⑤余計な装飾がついていないシンプルなものを選ぶ
装飾が付いている服は一定数ありますが、着まわしをするという目的であれば選ぶ必要はないです。
例えば以下の画像を見てください。
こういったものは基本的に普段使いには向いていません。
こういったところからも、
服は余計なものがついていないシンプルなものが一番着まわしが効くことがわかります。
まとめ
着まわしがしやすいアイテムを選ぶ上では一定のルールがあることを今回はお伝えしました。
これらのルールはあくまで「万人受けや着まわしがしやすい」という事を目的した時のものです。
これから服を購入される際は、自分なりの基準もできてくるとおもいますが、まずは5つのルールに沿って、
トップスやアウターを選ばれる事をオススメします。