知っておくべき革の種類と特徴〜ワンランク上の物を身に付けたいあなたへ〜

ファッションへのスタンス

 

革の種類。

皆さんは革の種類ってどれだけご存知でしょうか?

意外と「知らないよ」って方も多いかと思われます。

確かに、革の種類なんて、普段詳しく見る機会ってあまりないですもんね。

 

そんな革の種類ですが、実は知っておくだけで、質が良いのか悪いのかを見抜けるようになります

革が使われている物って意外と多いんですよね。

革靴、ジャケット、バッグetc.

まだまだありますが、革が使われている商品は意外と多いです。

そういった部分からも、革の種類を知ることは良いものを見抜けること、といっても過言ではありません。

是非、この機会に革の種類と特徴を知って、今後買い物をする際に役立てていきましょう。

 

知っておくべき革の種類と特徴

牛革

引用元;http://www.coemy.co.jp/newfolder1/1781camel.html

皮革製品の中で一番利用されている種類の革です。

そして牛革は牛の生育段階によって、さらに種類が分かれます。

 

カーフ(生後約6ヶ月以内の皮)

牛革の中で最も上質と言われている素材。

質感はキメが細かく、柔らかいです。

生産量も少ないため、価格も高いです。

 

キップ(生後半年から一年以内の皮)

カーフよりも強度がより高く、質感も厚い。

靴や財布などの小物に使われます。

 

カウ(生後2年以上のメスの皮)

オスの皮と比べて、メスの皮は薄いです。

カーフやキップ以上、ステアやブル未満の薄さです。

 

ステア(生後3ヶ月~半年以内に去勢し、2年以上経過したオスの皮)

厚みのバランスが牛革の中で1番ちょうどいいといわれています。

最も多く革製品に使われているのが、このステア。

 

ブル(生後3年以上経過したオスの皮)

繊維は荒いものの、厚い質感で丈夫です。

 

牛革のメリット・デメリット

メリット
・使い込むことで、革の風合いが変わる「経年変化」が楽しめる
・非常に丈夫なので、メンテナンス次第で何十年も使える

デメリット
・水に弱く、シミになりやすい
・場合によっては、定期的なメンテナンスが必要

 

馬革

引用元;http://cartolare.eime.co.jp/?p=1357

馬皮は一般的に牛皮と比べて、強度はそこまで高くないです。

ですが、柔軟性に優れるため、ジャケットなどの素材などに使われています。

馬革にも厳密に言うと種類が2つ分かれています。

ホースレザー…ホースレザーは馬の体全体からとれる皮です。

コードバン…馬のお尻の部分を使った革。一頭からとれる皮の量はわずかであり、質と価格がホースレザーに比べて高くなります。
コードバンに関しては皮の繊維の密度が牛皮のおよそ3~5倍密度が高いため、強度や耐久性が群を抜いて高いです。

 

馬革のメリット・デメリット

メリット
・他の革とは違った光沢感が味わえる
・耐久度が高い

デメリット
・他の革に比べて、比較的価格が高い
・水に弱い

 

豚革

引用元;http://www.tokyo-pigskin.jp/

豚革は牛革の次に最もポピュラーな革です。
国内で多く生産されているため、豚革のほとんどが国産です。

小さな毛穴があるのが特徴で、通気性に優れ、軽くて薄いなどの特徴があります。
そのため、ジャケットやコートなどに使用されています。

 

豚革のメリット・デメリット

メリット
・通気性が良い
・軽い

デメリット
・毛穴の質感で好き嫌いが分かれる

 

ヤギ革

引用元:http://xn--115-8k4bth1d6387a060d.jp/leather/%E5%B1%B1%E7%BE%8A%E9%9D%A9%E7%89%B9%E5%BE%B4.html

革の表面に独特のシワがあり、薄い割に強度があるのが特徴です。

手袋やベルトなどに使われやすいです。

 

豚革のメリット・デメリット

メリット
・薄いのにもかかわらず、強度に優れている

デメリット
・革の質感で好き嫌いが分かれる

 

羊革

引用元:http://www.tanigawa17.com/leather/info_leather/sheep_leather.html

キメが細やかく、薄いです。

繊維が荒いため、強度が必要な靴などには使用されません。

 

羊革のメリット・デメリット

メリット
・軽い
・薄い

デメリット
・牛や豚などに比べて、強度が低い

今回とりあげたのは比較的メジャーな革の種類です。

本当は他にも革の種類はありますが、今回は割愛します。

 

革の仕上げ・加工の種類

皮は加工過程において鞣し(なめし)という過程を踏みます。

この「鞣し」とは動物の生の皮からタンパク質や脂肪を取り除き、薬品で加工することです。

この過程によって、皮に耐久性や柔軟性がでます。

こういった過程の中で加工方法が違うと、革の種類も違ってきます。

 

ヌメ革

鞣しや染色だけの軽い加工のみの革のこと。

 

スエード

鞣した革の内側をヤスリで毛羽立てることで、起毛感を持たせて、温かみのある肌触りが特徴。
更に目が細かいヤスリで磨くと、キメが細かいヌバックと呼ばれる革になります。

 

オイルレザー

鞣しの後にオイルを染み込ませる加工のもの。
オイルを含ませることで、ヌメ革に比べて傷に強い印象があります。

 

型押し

革を鞣した後、革をプレスすることにより、模様などをつけた革のこと。

 

エナメルレザー

エナメル塗料を外側に塗布し、光沢感などを出した革のこと。
水を弾く特徴がある。

 

シュリンクレザー

鞣しの段階で薬品をつけることで、革の表面を縮めてシワが強調されたレザー。
独特の風合いで、傷が目立ちにくいのが特徴。

 

 

まとめ

革の種類は本当に多くあります。

今回取り上げたのは、一部ですが、メリットとデメリットを理解することで良い革を見抜けます。

財布やバッグなどを買う際には長い間使えるような物を選びたいですよね。

そういったシーンでは今回の情報はきっと役に立つと思います。

 

 

 

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