余計なものはいらない。
あるのは質のみ。
ミニマリズムの原点にして頂点。
歴史
若くして独学で服づくりをはじめ、自分でデザインした服を着ていたところ、それが周りでも評判になり、友人の服も作り始めたのがきっかけで、
1976年にHELMUT LANGを設立。
その後数々のファッションショーに出展するが、2004年にプラダの完全子会社として買収される。
そして、2006年にユニクロで有名なファーストリテーリングの子会社であるリンク・セオリー・ホールディングスに売却。
2010年にはメンズラインに滝沢直己氏を起用。
特徴
白と黒、白とグレーなどモノトーンの配色が得意。
そして装飾や細かいディティールは全て排除し、シンプル・高級感・高機能のみを追求し、必要最小限で質の高いものを作ることにこだわっている。
アイテム
メンズ
オーバーサイズ ボンバージャケット
腕のデザインが特徴的なボンバージャケット。
ベーシックなボンバージャケットに飽きてきたときにオススメしたいアイテム。
デニム ジャケット
袖が大幅にロールアップされている。
さらに、デニムジャケットはフロント部分がボタンではなく、ジップ仕様になっているところもポイント。
ジップシャツ
ボタン仕様ではなく、ジップ仕様のシャツ。
袖の部分が少し広がりがあるのが特徴。
また、背中にはシャツの生地がレイヤード(層)になっているため、上品さを感じさせるアイテムである。
ファーライナー パーカーコート
フード部分にファー(毛皮)を使ったジャケット。
腕を伸ばした時に、徐々に肩から手首にかけて細くなっている部分が曲線状で綺麗なシルエット。
レイヤード ライダースジャケット
ライダースジャケットにレザーのベストを重ねたアイテム。
フードまでレザー仕様。
ベストは単体でも使用可能なため、一つのアイテムでライダースとベストの単体、そして二つを重ねた着方の3通りの着こなしが楽しめる。
プリント スウェットシャツ
左胸にHELMUT LANGのロゴが入ったスウェットシャツ。
そして背中にはインパクトのあるバックプリントがデザインされている。
レディース
ダブル コート
腰のベルトが特徴的なトレンチコート。
ベルトがコートと違う色のため、ウェストが細く見える効果が期待できる。
ドレープシャツ
ベーシックなシャツにドレープ(布のたるみ)をいれることで、シルエットを綺麗に見せる効果があるシャツ。
春の時期などは一枚で様になりそう。
クロップド ブラウス
素材の透け感の見え方が綺麗なブラウス。
黒の濃淡が部分によって異なり、角度によって様々な表情を見せてくれる。
フリンジ スカート
羊の革を使った、フリンジ(縁に紐などをつけた装飾のこと)仕様のもの。
少しスカート全体がアシンメトリーになっているのもポイント。
総評
HELMUT LANGはモノトーン(単色)のアイテムを得意としていて、全てのアイテムが上品な雰囲気を纏っている。
モード系のコーディネートをしたい場合にはオススメのブランドである。
公式サイト;http://www.helmutlang.com/